歯みがきタイム 歯磨きのポイントや歯ブラシのお話
ちゃんと歯みがきしているかな

うちの子 動き回るし しっかりみがけているか 心配だわ・・・

小さいうちはお母さんの膝の上で磨いてあげることが必要です

子供が動いてしまう場合はお母さんの大腿の間に頭をはさみ子供の肩の上に足を乗せるようにすると動きません

一番重要なことは磨いてあげる時にお母さんが怖い顔をしないことです
やさしく話しかけながら磨いてあげましょう

3~6歳といえば何でも自分で出来るようになり、やってみたがる時期です。
歯磨きも自分で出来ると自己主張しますが、お子さんの出来る意欲はほめて上げ 「出来ないところはお母さんが・・・」と仕上げ磨きをしてあげてください。
12歳前後までが大事な時期で、この時期にむし歯菌から歯を守ることができれば、 大人になってからもずっときれいな歯でいられる可能性がグンとアップします。

6歳臼歯ってむし歯になりやすいの?

6歳臼歯は、最も大切な歯なのに、虫歯になりやすい歯でもあり、生え始めの時期の虫歯予防が大切です。

6歳臼歯とは「第一大臼歯」と呼ばれる永久歯で、6歳頃になると乳臼歯の奥に生えてきます。
一番大きく噛む力も最も強い大切な歯です

6歳臼歯は、最も大切な歯なのに、虫歯になりやすい歯でもあり、生え始めの時期の虫歯予防が大切です。
生え始めてから2~3年は歯の質がとても弱いため、この時期の歯みがきはとても大事です。
ヘッドの小さめの歯ブラシをほっぺたの横の方から入れ、直接6歳臼歯だけに毛先を当てるようにすると上手に磨けます。
生え始めてから生え終わるまでの間(6~8歳頃)が、虫歯から6歳臼歯を守るのに非常に大切です

お子さんが生涯楽しく美味しい食生活を送るためには生え始めのこの時期のむし歯予防が大切ですね

歯みがきのポイント
年齢によってむし歯のできやすい場所は違ってきます
年齢 お口の状態 歯磨きのポイント 注意すること
1歳前後
上下の前歯 歯ブラシに慣れさせる 哺乳瓶をやめさせる
1歳半
奥歯が生え始める かみ合わせのところを中心に磨く よこ磨きで汚れをしっかり落とす
2歳半
乳歯の一番奥が生え始める 歯ブラシを横から入れ奥歯を1本ずつ磨く 歯にくっつきやすいお菓子などに注意
3~5歳
乳歯が全て生えそろう 上の奥歯の外側
下の奥歯の内側に注意
歯と歯の間に歯ブラシを押し付けるようにして磨く
奥歯の歯と歯の間にむし歯ができやすい
5~6歳
6歳臼歯が生え始める 歯ブラシを横から入れ6歳臼歯をしっかり磨く 子供の【自分で磨く】という気持ちを大切にする
その歯ブラシで大丈夫かな?
歯ブラシにも寿命があるんだよ

ひろくま君 傷んだ歯ブラシでは上手にみがいたつもりでも歯垢はよくとれていないんだよ。新しい歯ブラシに取り換えようね

歯ブラシの痛み具合による歯垢除去(汚れの落ち方)の違い

新しい歯ブラシ(歯ブラシA)での歯垢除去率を100%とした場合
歯ブラシA
新しい歯ブラシ 100%
歯ブラシB
そろそろ取り換え時期の毛先が少し開いた歯ブラシ 80.8%
歯ブラシC
取り換え時期をすぎた毛先の開いた歯ブラシ 62.9%
上手に磨くには適切な力で磨くこともポイントのひとつだよ

強い力でみがくと歯垢がよく除去できると思っている人がいますが、これはまったく逆効果です。

強い力で縦・横にみがくと毛先が倒れてしまい歯面に毛先がよく当たらず、歯垢がうまく除去できません。
それどころか歯肉やし歯茎部を傷つける原因にもなります

いくら上手に歯みがきしても、歯垢の付きやすいところはみがき残しがあります
このような部位はデンタルフロスを上手に使ってみましょう  歯と歯の間にフロスを通し、3~4回往復させて歯垢を取ります